野上の伝統を伝えるこだわり塾
今年もまちづくり協議会主催の、《こだわり塾》を開催しました。
こだわり塾は野上町で昔から伝わっている技や技術など伝統を継承していくことを目的として去年から開催しています。
今年は、去年要望の多かった味噌づくりを行いました。
味噌の作り方
それでは味噌の作り方を紹介します。
①大豆を一晩水につけておく
②大豆を湯がく
③厚めのビニール袋に入れ、大豆をよくつぶす
この時家ではフードプロセッサーやポテトマッシュ等を使うと早くつぶせるそうです。昔は杵?でつぶしていたそうです。温かいうちは柔らかく、手でも簡単につぶすことができました。また、この方法なら、どこでもできるのでお勧めだそうです。
④よく混ぜた麹と塩の中につぶした大豆を入れて混ぜる。
⑤大豆のゆで汁を少しずつ加えながらハンバーグの種くらいの柔らかさにする。
⑥丸めて桶の中に勢いよく投げ入れて空気を抜くようにして抑えながら入れていく。
⑦柔らかい袋に水を入れ、数重にしたものを上にのせてふたを閉める。
水を入れた袋を重しとして入れることでピッタリと味噌を覆うように重しができるそうです。水の代わりに砂を使うという方もいました。
味噌は8か月くらいで食べごろになるそうです。
野上の味噌づくり
今回も多くの方が参加されました。昔作っていたという方も多く、懐かしいと言いながら楽しそうに作業をしていました。
今年は初馬手の味噌づくりという事でキットを使い行こないました。
付属のレシピもありましたが、講師の先生(野上の方)のやり方で行いました。
昔からお正月が過ぎて寒くなったころに味噌づくりを行っていたそうです。
寒い時期に作った味噌は雑菌が繁殖しにくく、少しづつ熟成されるのでとても美味しい味噌になるんだそうです。
今年は、第一回目の味噌づくりという事ですべてそろったキットを使いましたが、来年以降は大豆作りからしたらいいんじゃないか、などの声も上がっていました。